NHK子供の親になり、子供を育ててみて、苦労と言うか、自分の思うとおりに行かないと言うことを実感させられる。これはラグビーのボールに似ているというか、必ずしもきれいに思った通りにボールが転がらない。それはそれで良いのだろうし、ありとあらゆる事がすべて自分の思うとおりに展開することは、望むべくもないかもしれない。それが生きていることの実相ならば、それを受け入れるしかない。山あり谷ありが喜怒哀楽を与え、それこそが生きていることなのだろうとの衛星放送の映画を見て思った。
“バックマン家の人々”という映画である。
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確かに映画にするわけだから、誇張があったり、これでもかと思わせるほどエピソードが満載だけれど、でも、確かにそうだと思わせる。そして、ラストは暖かい心にさせてくれる。いろいろな見方ができるのだろうが、アメリカの社会、家庭はこうなんだと思わせる。
それ故に、遺言の内容を見れば、そこにはうかがい知ることのできない人間模様がある。ごく最近のマイケル・ジャクソンの遺言だって、元妻や自分の父親には一切何も残していない。ニューヨークのホテル王ヘレナ・ヘルムズリーだって、自分の子供には財産を残さずに犬には14億円という大金を残している。事ほど左様に、普通の人であっても、ある子供には、財産を相続させないということもある。
あるいは、いつまでたってもフラフラしている子供に対して、正業についてきちんと自分で自分の事が出来るようになることを条件に、遺産を残すことも見られる。自分の家族の中でさえそういうことがある。
そうした子供たちも生まれた時は、全くの白紙の状態で生まれてくる。どこでどう親の期待に沿うのか沿わないのか、親が間違えているのか、子が間違えているのか、親子ともども間違えているのか。
親が自分の思うとおりに子供が育つのが良いのか悪いのかもわからない。親が期待したとおりにすべて順調に生きてくれる事が良いかも知れないし、まったく親の期待に沿わない事が良かったということかも知れない。答えはいくつもあるから、一概には何とも言えるものではない。遺言書を見るにつけ、物語になりそうなほど、本当にいろいろな人間模様がある。