遺産税廃止ということは、それはアメリカの財産相続に対する考え方なので、それ自体が異常な事態だとは思えない。歴史的にも、遺産税は何度か廃止され、税収が必要になった時に生き返っている。今回もまたかと思ってよいかもしれない。
明らかに今年の遺産税廃止にはオバマ大統領や議会も反対しているわけだから、じきに修正法案が出されるだろうと思っていた。しかしながらもう4か月になるのに何ら動きはない。医療改革法案に比べれば遺産税の重要性など物の数ではないというのだろう。
この期間において、本当に遺産税はないと処理をしてしまってよいのか。そうとしても州税はなくなるわけではないので、州税だけは申告するのか。でもあと数か月したら、遺産税廃止はなかったことにしてくださいと言われたら、いったいどうすればよいのだろう。
とにかく待てというので様子を見るしかないが、そのうち、あっという間に夏休みになってしまう。議会は何も決議せずに夏休みを楽しみ、秋になったら今年の1月1日にさかのぼって遺産税を復活させたらどうなる?それは憲法違反だから、法律が制定された後だけに有効だとすれば、遺産税はないという期間に処理してしまうことになる。
遺産税はそのくらいの重みしかないのだろうか。