お年寄りでも課税所得があるならばアメリカの税金を申告しなければならない。年齢が高いから申告をしなくて良いということにはならない。アメリカ市民と結婚している日本人の方は今では珍しくもない。そうした人たちも高齢化は免れない。そしてアメリカ人の夫がなくなり、日本人の妻だけが残されるケースが良くある。
日本人の配偶者はアメリカの市民権を取ったり、グリーンカードを取得しているケースがある。アメリカの税金からすれば、フルにアメリカの申告が必要になる。しかしながら、税金のことについてはアメリカ人の配偶者にお任せで、言われたようにサインしているだけという状態がある。
アメリカ人の配偶者が亡くなった段階で、税金に関しては動けなくなってしまう。別にアメリカ人と結婚していようがいまいが、アメリカの税務が出てきた時にわからないのである。年齢に関係なくアメリカの税務については知らないので、どっちにせよ動けない。
そこに、年齢の要素が入ると大変難しい事態になる。日本の確定申告であっても、高齢者になると容易ではないだろう。つまり身の回りのことを自分でできなくなる。こうなると、税金の土俵に上がる以前の日常生活の問題になる。家族と一緒に住んでいる人はまだ良い。一人で住んでいる高齢者は大変だ。体が思うように動けなくなると、買い物もままならない。病気がちになる、認知症になるという状態になると、お金周りのことができず、税金までしっかり処理できなくなってもおかしくない。
データが集められない、すぐ忘れてしまう、話の内容が聞き取れない、字が見えない、理解できない。自分の財産が狙われていると猜疑心が強くなる。税金の処理までたどり着くのがえらい大変になる。挙句は、自分でサインをすることもままならない。申告書を郵送することもできない。
高齢化したり、自分が思うようにいかなくなるのは、誰でもそうなり得る。