相続する財産をもらうかもらわないかは、その人が自由に判断できる。もともと、自分には十分以上の財産があり、それ以上にもらう必要がない人もいる。あるいは、自分がもらう以上に、子供に財産をあげたいとか、困っている兄弟姉妹を助けてあげたい人もいる。結果として、相続分の全部または一部分を放棄できる。
しかしながら、これをうまく処理しなければ、一度自分が相続した財産をさらに贈与したと認定されるかもしれない。そうなると、アメリカの贈与では、贈与する方に税金が発生するので、思いもしなかったお金が出ることになりかねない。
これをきちんと行うには、ルールがある。
(主なルール)
*まずもって、相続放棄の文書を作り、文書に基づいて放棄を行う。
*もともとの相続が発生してから9か月以内に放棄する。相続の申告期限は9か月なのでそれまでに、はっきりさせる。
*放棄する人は、財産を受け取ることはせず、直接的に財産が移転するようにする。
*放棄する財産はきれいに放棄し、そこから生まれる果実を一切受け取らない。
相続を放棄した場合には、その人があたかも死亡しているものとして相続が行われる。自分の気持ちが、特定の子供や兄弟姉妹を助けたいというものであっても、自分が自由にその人だけにと特定の人だけを選択できるとは限らない。
一度、財産を放棄したら取り消しがきかない。将来的に何が起きるかわからないので、慎重に物事を進めるべきだ。