アメリカの映画やTVを見ていると、男性が女性に結婚を申し込む時に、様々な仕掛けをしてなかなか面白い。レストランなどで突然男性が片膝をつき、指輪を出して結婚してくれと言う。なかなか微笑ましい。
この指輪を上げるという儀式が突然気になった。この婚約指輪は贈り物であることは間違いなかろう。贈与と言う認識はなくても、贈与税が入ってくるのだろうか。結婚しましょうと言う申し出に対して、応諾したということでもらう。しかし、それはそもそも条件付き贈与となり、不完全贈与だ。
条件付きと言うのは、テストで100点を取れば1,000円あげましょうとか、どこどこの大学に合格したら入学金をあげましょうとかと言うものだ。つまり、条件を設定してそれが満たされたら、贈与が完遂される。当然、テストで100点を取らないこともあるので、先に1,000円を渡していても、1,000円返してちょうだいと言うことになる。贈与は存在しないことになる。
税金の話だ。夫婦間の贈与は基本的に無条件で税金がかからない(アメリカ市民同士)。その意味では婚約した段階では夫婦ではない。ならば年間非課税枠($13,000)の中なら問題ないだろうが、それを越えたら贈与の対象になるようにも思える。
結婚するという条件で指輪が贈られているなら、立派に条件付き贈与で、不完全贈与になってしまうだろう。すると、これをもらっても、結婚に至らなければ返すために贈与の対象にはならないだろう。結婚するまで、一時的に預かっているように思える。
もらったものは所有権が移転して、結婚に至らなくても返還しないとしたら、条件が外れるので贈与になってしまうだろう。
こうしたことを考えないのが一番だ。