税額控除の中でも代表的なものの一つに子供税額控除がある。子育ての支援と言うか子供が17歳になるまでは毎年、$1,000の子供税額控除が取れる。これは、税額控除なので、ストレートに$1,000の税金を引くことができる。
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税額を小さくする役割を持つのが税額控除(tax credit)だ。もちろん所得控除のように所得から差し引く控除もあるのだが、その違いは歴然としている。税額控除はストレートに税金を差し引く。一方、所得控除は、差し引かれた所得に税率をかけた分しか差し引くことはできない。
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Form 1040の44行目で税額が計算される。次の45行目にAlternative Minimum Taxと言うものがでてくる。聞いた事がない単語が出てくる中で、この言葉が最もわかりにくい言葉の一つだろう。
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この項目別控除にはリミットがある。リミットがなく控除できれば良いのだが、残念ながらこのリミットがあるために、ストレートには控除が取れない。
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項目別控除に含まれる代表的なものとして、医療費の控除がある。医療にかかった費用は控除できる。直接的な医療行為や薬などを対象とするだけではなく、広義の医療行為や医療行為に付帯するものまで含まれる。どこまでが控除対象で、どこからが控除対象ではないのか線引きが簡単ではない。細かくはPublication 502を参照いただきたい。
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Form 1040の40行目はItemized deduction(項目別控除)かStandard deduction(標準控除)のいずれかを選択する。標準控除は一定の条件を満たせば、その内訳を開示することなく、夫婦合算申告なら$11,400を取ることができるので便利だ。しかし、例えば医療費が$11,400以上にかかっているような場合、控除をとるには項目別控除を選択することになる。
続きを読む "2010年米国申告への旅:29歩 項目別控除-1" »
キャピタルゲインは、不動産、株式、絵画、蒐集物などを売却して得られる譲渡益だ。このキャピタルゲインの税率と、会社に勤めていて得る給料や預金の利息は通常の所得で税率が異なる。キャピタルゲインの税率は長期保有資産ならば通常の所得の税率よりも低い。
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72行目から74行目は還付の場合の指示だ。還付額を振り込んでもらう銀行口座を指定するか小切手をもらう。
あるいはその分を翌年の予定納税に振り向けても良い。75行目は納税する金額が入る。
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55行目で一度、税額が計算された後で56行目から59行目までは追加で支払う自営業税などの税金を入れる。そして、60行目がすべての税額の合計になる。
61行目から70行目までは、毎月の給与で支払っている税金分や予定納税の支払い分を入れる。その合計が71行目になる。
つまり、支払うべき税額が60行目で示され、それに対して既に支払っている税金が71行目で示される。
この二つの大小関係で次のようになる。
60行目>71行目 払うべき税金に対して支払額不足。納税になる。
60行目=71行目 払うべき税金に対してぴたり支払っている。納税も、還付もなし
60行目<71行目 払うべき税金に対して支払額が過大。還付を受ける。
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Form 1040の37行目、2ページ目に行って38行目はAdjusted Gross Incomeでとても重要な行だ。この行のあとは40行目で項目別控除を取るか標準控除を取るか選択をする。42行目で人的控除額を取り、43行目では課税所得が出る。そして44行目は税額、45行目はAlternative minimum tax、47行目は外国税額控除とまさに、野球で言えばオールスターゲームのように重要な項目が目白押しにでてくる。Form 1040のなかで最もエキサイティングなところだ。
続きを読む "2010年米国申告への旅:25歩 Form 1040を読む-4" »
税金を算出する場合、とても重要なライン(行)がある。Form 1040no37行目のAdjusted Groess Incomeである。この37行目に至るまでに、総所得から差し引いてくれるありがたい調整項目がある。Form 1040で言えば23行目から36行目である。ここはずばりそのまま総所得を減額してくれる。
続きを読む "2010年米国申告への旅:24歩 Form 1040を読む-3" »
1ページ目の中段は総所得を記入するところだ。行番号では7行目から22行目となる。
この中に含まれるものは次の通り。
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Form 1040には何が書かれているかを読んでみる。まず、1ページ目の最上段からだ。
続きを読む "2010年米国申告への旅:22歩 Form 1040を読む-1" »
扶養の対象にするのは自分の子供に限ったことではない。自分の親や祖父母の面倒を見ていれば親を扶養することもある。それは親だけにもとどまらない。血縁の人を扶養家族とすることができる。また場合によっては血縁のない人でも扶養家族にすることができる。
続きを読む "2010年米国申告への旅:21歩 その他の扶養家族" »
人的控除を取ることができると説明したが、この対象は扶養家族も含まれる。人的控除を取れるのは自分自身と配偶者だけではなく、扶養している人も対象となる。この扶養の対象となるのは適格な子供(家族でもよい)と言うことになる。
続きを読む "2010年米国申告の旅:20歩 扶養している子供" »
人的控除と言うところで控除と言う言葉が出てきた。あえて説明が必要ではないかもしれないが、差し引くという意味である。しかしながら、差し引くという意味であっても、控除については英語の表現が異なる。
Exemption: personal exemptions, dependent exemption等
Deduction: standard deduction, itemized deduction等
Exclusion: annual exclusion, exclusion of gain on sale of residence等
Credit: earned income credit, foreign tax credit等
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人的控除は1913年にアメリカの個人所得税が合法とされた時には既に盛り込まれていた。当時は$3,000という控除を入れることにより、普通の人は税金が引かれてほとんど税金を払わなくても良い状態だった。当時の$3,000は現代の$65,000に相当すると言う。それゆえに、普通の所得の人はこの控除を取ることで税金を払わなくても良いようにした。
続きを読む "2010年米国申告への旅:18歩 人的控除" »
申告のステータスには子供がいる寡婦(夫)と所帯主もある。この境目がなんとなくわかりにくい。
子供のいる寡婦(夫):配偶者をなくし、適格扶養者の子供がいれば、このステータスとなる。配偶者が亡くなった年に夫婦合算申告が出来る状態にあったこと。年の6ヶ月以上、自分や子供を入れた家族のコストを半分以上負担していること。さらに年末に結婚していない場合だ。
所帯主:年末に未婚であり、年の6ヶ月以上、自分や子供を入れた家族のコストを半分以上負担している場合に適用できる。
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結婚していれば、基本的には夫婦合算申告を行うが、夫婦別々の申告でも構わない。いずれにせよ、税務上メリットの多い形態を選択すれば良い。通常は夫婦合算申告になるはずだ。なるほど、アメリカは日本と違って夫婦が一緒に申告できるのかと思うかもしれない。ところが、非居住外国人の場合は、原則的には夫婦合算申告を取ることができない。
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