地震があった直後にカリフォルニアを中心としてアメリカからもお見舞いのメールをもらった。本当にいろいろ心配してもらってありがたいことであった。停電やガソリン不足、スーパーでの物不足があり、さらには4月15日の申告の時期の前だけに自分のことに追われていた。
そのうちに、前カリフォルニア税理士会長のDS氏より、国際電話でいろいろと地震の後の影響を聞かれた。NPO(アメリカの国際支部)として税法のセミナーを毎年行っている。同氏は2,3年前に日本に来てくれた。
彼と話をしているうちに、彼の何とかアメリカから手を差し伸べたいという熱い気持ちが伝わってくる。カリフォルニア税理士協会として人道的な援助をするために同協会の中で義捐金を集めるプロジェクトを行うというものだった。日本のNPOとして直接的には自分の方が積極的に動いてしかるべきだったのに、かえってアメリカの方が積極的だった。
驚いたことがある。地震のために日本のNPOの会員の仕事に影響が及び生活で困っているならば、何とかして助けたいと言われた。つまり日本のメンバーの所得が減っているならば、約5000人のアメリカの会員で、少しでも外国人である日本人の所得補填もしようという申し出だった。もちろんこの点については丁重に辞退して、被災地で困っている人のために、アメリカと日本でできることをしようと言うことになった。
この結果、アメリカではまずカリフォルニア税理士協会の中でThe JSEA Earthquake Tsunami Fundがつくられて、現在募金活動が行われている。また全米税理士協会にも働きかけを行ってもらっている。
http://www.cseaeducationfoundation.org/donations.html
どのくらいのお金が集まり何をできるのかは想像できない段階だ。手を差し伸べるやり方をいろいろ検討している中で、被災された方に奨学金を提供するというアイデアもある。
恥ずかしながら自分として反省させられることがいくつもある。東京のような大都市に住んでいると、とかく自分のことだけで、他の人には無関心である。何十年もそうした中で生きていると、他の人を真摯に思う心が失われていたと痛切に感じた。この地震を機会に自分の姿勢が少しでも変らなければいけないと思っている。そして、次回、手を差し伸べてくれた方々が困るようなことがあれば、その時は一生懸命助けてあげたい。
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