ボーダーズ(Borders)という書店が廃業するという。ついにその日が来たかと思う。アメリカに行って書店に行くとかレコードショップに行くことが楽しかった。日本ではなかなか手に入りにくい本やCDが買えるとうれしくなってしまう。本屋さんやレコードショップにいる時間が好きだったのかもしれない。しかし、ここ数年ボーダーズは何かやる気が感じられずさびしかった。
書店と言うビジネスモデルが難しい時代で、電子書籍にとってかわられるのが時代の流れなのかもしれない。
一足先に、音楽がネットからダウンロードする時代になってしまった。昔は、音楽こそ趣味性の高いビジネスで、様々な音響機器メーカーや部品メーカーがあって、一つの世界が形成されていた。
電気屋さんに行くと、試聴室がありアンプやスピーカーがたくさん番号をつけていろいろ聞かせてくれた。値段も数十万円と言うのが当たり前で、それ以上に小さな車が買えそうなものまであった。
そうした音響機器メーカーも現在もあるのかもしれないが、今はもうそんな時代ではない。デジタル化でそこそこのものが便利で安くなった。値段も世界的な水準になっているのだろう。ますます、市場が無国籍化するのだろうか。良くて安ければそれでいいし、こだわりがなくなってしまった。
本とか音楽も考えてみるとデータを媒体に載せているだけにしか過ぎない。税金の申告書こそ、データであり媒体は何でも良い。アメリカの申告書の世界も昔からのビジネスのやり方ではなく、変わっていかざるを得ないはずだ。しかし、税法そのものが、毎年毎年、自己増殖して手が付けられない。
税金の場合、今日あるものが技術の進歩で明日には古くなって消滅していくというものではない。人間の歴史とともに生きながらえている。せめてもっと簡単になればどんなにいいだろう。
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