アメリカの税金について知らない人がたくさんいる。それは良いとか悪いとかの話ではなく、必要がなければ知らなくても影響はない。必要がある時に知らないのはやはり具合が悪い。でも必要があるのか無いのかも判然としていないことがある。もともと日本の税金であっても、税金を払わなくてはならないというのはどこで知るのだろう。会社に入って給料明細をもらい、なんとなく身に染みて知る。それでよいのだろうか。
税金について学校で習ったという記憶はあるだろうか。わが身に返って考えてみると、社会科で習ったことは間違いない。国民の三大義務と言う言葉と納税と言う言葉がインプットされている。中学生の頃だろうか、高校生の頃だろうか。教える方も納税について中学生、高校生に何時間も教えることはない。聞いている方はとんと現実感はない、先生から納税義務だと言われ、わけもわからず聞いている。せいぜい30分も時間が費やされているだろうか。たぶんこれだけでおしまいだ。
さて、社会人になった人は、いきなり税金との付き合いを余儀なくされる。アメリカとの接点ができると、アメリカの税金が入ってくる。日本の税金ですらおぼつかないのに、連邦税だ、州税だと言った場合、もっとなじみがない。
市民権を取得する人、グリーンカードを取得する人にはそれなりに何らかの情報を得る機会があるかも知れない。でも、税金を払うんだって、という程度のもので、どの申告書にどうやって記入していくのかと言うことまでは知らない。
自動車の運転なら毎日の生活に支障が出るので道も覚える。税金は年に1回とは言わないが、はるかに回数が少ない。自動車なら運転も面白いし、自動車が趣味だという人がたくさんいる。税金が面白いし、税金が趣味だという人はなかなかいない。
アメリカの税務について、自ら求めない限り納税者が手取り足取り税金について教えられることはない。そうした中で、適正に申告をしていないからペナルテイだと言われるのは何か納得いかないと思うだろう。だったら、一度きちんとルールを学ぶ機会を与えられ、その上でルール違反をしたらペナルテイと言ってほしいかもしれない。
気持ちはわかるけれど、泳ぎ方を知らない人をいきなり水の中に投げ入れて、泳ぎ方を体で知れと言うような実態に思えて仕方がない。
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