IRSは海外での租税回避の防止を最も重要な項目の一つに挙げている。2011年の自主開示(2011年OVDI)は今月の初めに終わったばかりだ。2009年にも外国金融口座の自主開示 を行い効果が大きいと現時点での成果を発表している。
自主的な開示は2009年では1.8万件、2011年のOVDIでは1.2万件の届け出があった。この2回で3万件の自主開示があったことになる。
2009年のプログラムからは80%完了して22億ドルの税収を得たという。さらに2011年のプログラムでは、まだ終わって1か月もたっていないが、今の段階では5億ドルの税収をあげたと報告している。これにはペナルテイが入っていないので、さらに金額は大きくなる。
2,009年の実績では調べがついて終わった件数が80%と言うので、1.4万件が終わっている。それに対して税収が22億ドルだから、上がった税収は1件当たり約16万ドル弱と言うことになる。日本円で大体1件当たり12百万円から13百万円の税収が上がったことになる。
この金額をして大きいとみるか小さいとみるか。スイスの銀行にお金を秘匿していたという人たちはおそらく金額が数億円から上だろう。すると、2億円とか3億円を運用していた人にはおそらく運用益が無くなったというレベルなのだろうか。
しかし、日本の金融機関にお金を預けていて、IRSに残高を報告していなかった人たちも自主開示プログラムの対象になる。そうした人も入れての平均が12百万円から13百万円ならば、元本が無くなってしまう人も言うに違いない。想像してもどうにもならないが、なかなか大変な話である。
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