ブッシュ前大統領の時代に、2010年には遺産税が廃止されることになっていた。確かにその通り物事は進んだのだが、土壇場の2010年12月17日にオバマ大統領は遺産税を復活させている。どうしても遺産税を廃止するということは許しておけなかったということかも知れないが、あと半月で2011年になるという時期での方針転換だった。これが事務混乱のもとになっている。
オバマ大統領の2010年の遺産税では、基礎控除が500万ドルであり、最高税率35%で課税をする。そして2010年1月1日にさかのぼって適用できるとした。この財産の取得コストは、簿価方式(日本と同じ)にした。
従来のステップアップだと個人の死亡日の公正市場価格にコストを塗り替えてしまう。土地価格が値上がりしている場合はこの方が良い。しかし、最近は公正市場価格が、実際に購入した時よりも値下がりしている。その場合には簿価方式が良いということもある。
2010年に亡くなった人の場合、フォーム8939により簿価方式を選択し遺産税免除を選択できる道がある。
もともとフォーム8939は2011年11月15日が期限だ。しかし、まだドラフトのままである。IRSは通達を出して、遺産税申告書やフォーム8939の提出期限を延長している。
(2010年1月1日から12月16日までに亡くなった人)
もともと、遺産税申告書の申告期限は2011年9月19日だった。フォーム4768を出せば提出期限は2012年3月19日になる。遅くなって申告したり、払うことに対してペナルテイはない。
(2010年12月17日から12月31日までに亡くなった人)
遺産税申告書は死亡日から9か月が申告期限だ。しかし、通達により死亡日のあと15か月以内にフォーム4768を提出し遺産税を払うことができる(6か月延びた)。
(フォーム8939の期限)
フォーム8939は2011年11月15日がオリジナルの期限だ。この期限が通達により2012年1月17日が期限となった。
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