いよいよ今日から2011年分対象の2012年申告が始まる。法人の申告は会計事務所がついてしっかり行われている。個人の場合は、必ずしもそうした専門家がついてはいない。個人についてはますます海外に関する申告がアメリカの税務当局の重点管理になっている。
飛行機に乗る時のセキュリティチェックが厳しくなり、靴まで脱がされるような状況になったことと似ている。しかしながら、個人については、法人には会計事務所がついているのとは異なり、多くの場合、自らの責任において処理をしなければならない。そんなことは知らなかったと言って税金やペナルティが免除されることはない。知らないことは免罪符にはならない。
多額のペナルティを申し渡されてから取り消してくれと言えるわけがない。交通規則ではないが、赤信号ではストップしなければならない。誰もそうした規則を自分に教えてくれなかったから知らなかったと言えば、ペナルティを払い、今後はきちんと申告をしてくださいと言われることになる。
暗闇の中を歩いて、障害物に頭をぶつけて、初めてそこに障害物があることを知るということは避けたい。ましてや、高齢者の場合、老後の蓄えが無くなるという事態が起きてはたまらない。個人については、セーフティ・ネットワークがないと感ずる。
アメリカの税金に関しては、たくさん参考となる書籍がアメリカでは出版されている。そうした書籍はアメリカ人が英語で書いているわけだし、アメリカに住んでいる人を頭において書いてある。
しかし、日本人は社会保障番号がないとか、日本の会社から給料をもらっているとか、日本の不動産を賃貸しているとか、様々な状況がある。日本との接点が出てきた時には、途端にそうした書籍が扱う領域からはみ出てしまう。残念ながら、日本人はアメリカの税務では例外的なケースになってしまう。
アメリカ人が書いているアメリカ人向けの税に関する書籍を、一生懸命学ぶことはとても大事なことだ。基本を知ることができる。しかし、私たち日本人は基本から外れたところに位置している。基本だけでは収まらないと考えて第一歩を踏み出そう。
少しでもアメリカの税金の申告について参考になればと思い、申告時期が終わるまでアメリカの申告について書いていきたい。
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